アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

OODA

どこかの人材紹介会社に似ていますが、実は私もこういう考え方があるということを最近まで知りませんでした。(館長)
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OODAとは、目標を達成するための意思決定プロセスを4つの段階、 Observe (観察)、Orient (状況判断、方向づけ)、 Decide(意思決定)、Act (行動)で定義して、それぞれの頭文字をとったものです。このブログでも取り上げているPDCAと似ていますね。日本語ではOODA(ウーダ)と呼んでいるようです。またPDCAサイクルに対して、OODAループと呼んでいて、やはりこのプロセスを繰り返すことが目標を達成するために重要だということです。
OODAの特徴は、状況の変化に素早く効果的に対応することで、PDCAはDo(実行)の効果をCheck(検証)することを重視しているのに対して、OODAはAct(行動)のあと直ぐにまたObserve(観察)するという点が大きく異なります。
実はこのOODAは1970年代の米国空軍戦術から生まれた考え方だそうです。確かに空中戦で敵機の状況を把握して、即座にどの方向に旋回するか決めなければなりません。もし右に旋回して、それが有効だったかどうかの検証をしている間に敵の攻撃を受けるかも知れないので、直ぐにまた状況を観察して次の行動に移す必要があります。
OODAの考え方においては、いつまでも同じ行動を繰り返すのではなく、状況の変化を敏感に察知し、素早く次のベターな行動に移すことが重要なんですね。コロナ感染者が増えるたびに緊急事態宣言を出して、毎回同じように行動自粛をお願いするだけの戦術は、いい加減に見直した方が良いということでしょう。