アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

不安が引き起こす幼児化

不安を取り除くために、自ら前向きな行動を起こすのか、単に回避しようとするのかでだいぶ結果が変わってくるんですね。(館長)

 

このブログを始めて間もない頃“不安”についていくつかの記事を書きました。不安のネタを過去のものにするために“分かるための努力”をするということが重要だと言いました。今回はその努力を怠った場合に何が起きるか?について考えてみたいと思います。
不安を抱くとその対処方法として退行(幼児化)するという説があります。不安を回避するために、より安全な場所に自らを置くことで不安の対象から身を守る行動をとるようです。臆病な幼児が母親から離れない状況と同じだと思われますが、この行動によって自ら視野を狭くしていることになる訳です。この不安からの回避行動のベースにあるのは、「今」「ここ」「自分」が大切だという考えで、多様化に対する理解が出来ず、また安易に答えを求めるようになるようです。
あなたの会社にも思い当たる人はいませんか?自分の地位を守ることしか考えず、今日明日の会社の業績ばかりを気にして、自分の部屋にこもり、他者の意見を聞かず、安易な結論を求めるような、どこかの会社の社長のような人です。きっと不安を解消する努力を怠り、完全に幼児化が進行してしまっているのでしょう。
それ以上にあなた自身がこういう状態に陥っていないか、まずは自己分析してみてください。もし思い当たる症状があれば“不安”に関する記事を読み直してみてください。