アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

心理学的ストローク

モチベーションを高めるために他者を褒めるということは重要なんですね。褒められた人が「もっと頑張ろう」と思えるような“褒め方”について考えてみるのも良いかも知れません。(館長)

 

ある心理学の専門化が存在を認める行為(ストローク)について話をしているのを聞いたことがあります。受け手から見たプラス(肯定的)のストロークというのは、“褒められる”というような行為であり、マイナス(否定的)のストロークというのは、“怒られる”などの行為が該当するそうです。当然人間はプラスのストロークを得ることで、肯定的に自らの存在を他者に認めてもらえるので、最もモチベーションが上がります。一方で最も良くない状態はストロークが0(無)の状態とのことです。小学生でも「あいつ嫌なやつだから、無視しよう」などと言って、誰に教わる訳でもないのに、無視されるのが辛いことだと本能的に知っているとのことです。無視された子供が次に取る行動は、悪いこと(悪戯)らしいのですが、これによって先生に怒られるというマイナスのストロークを得て、自らの存在を認めてもらうためだそうです。
会社においても従業員のモチベーションを高く保つためには、日常的にプラスのストロークを与えることが重要であることは間違いないと思います。なかなか定量的に測定するのは難しそうですが、業務効率も上げられると考えます。もしあなたがマネージャーならば、適切に部下に対してプラスのストロークを与えられているでしょうか?またマイナスのストロークとのバランスは上手く取れているでしょうか?まさか部下を無視するような上司はいないと思いますが。