アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

議論の重要性

コメントありがとうございます。そうですね、偏見や感情は正しい理解をするための阻害要因になると思います。

“考え”とは、ただ単に頭の中で思っている(考えている)だけでは不十分で、言葉に出したり、文書にしたりして他者に伝えられて初めて“その人の考え”になると思います。そこで重要なのが正しい議論が出来るかどうかなんですね。(館長)

 

“議論”という言葉は政治の世界で良く耳にします。“国会で良く議論して…”などですが、実際国会での答弁は文書を読んでいるだけだったり、一方的な発言だったり、たまにオリジナリティーのある“ヤジ”もありますが、結局強行採決で法案が決まってしまったりで、ほとんど“議論”は行われていないように思われます。
議論というと仰々しく聞こえますが、要するにあるテーマを決めて、相手の意見を聞き、自らの意見を述べることで、(願わくば)それぞれの主張の共通点/相違点が明らかになり、そのテーマに対しての結論が導かれるということではないかと思います。自分の主張だけを繰り返し、仕舞いには感情的になってなじり合うようなやり取りはとても議論とは言えません。前回述べたように主観的な認識だけではこうなってしまう可能性があります。
最初から相手を論破しようと考えると、いわゆる“議論が平行線になってしまう”ケースがあります。また何も得られない(ただの時間の消費)ことにもなるでしょう。相手の主張は自分の主張に対する反対意見ではなく、客観(第三者の立場での考え)だということで自らの理解に取り込めるようになると、あなたの発言の説得力も増すことになると思います。