アミューズメントワーク

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日本人が英語が苦手な理由


一般的に日本人は英語が苦手というのは事実ではないかと思います。我々日本人は、漢字、ひらがな、カタカナの3種類の文字を理解し、文章を書く時には敬体(です、ます)と常体(だ、である)、話すときには敬語(丁寧語、尊敬語、謙譲語)を使い分けるという、非常に複雑な言語と言っていい日本語を使いこなしています。どうやら原因はここにあるようです。
日本は第二次世界大戦に負けてアメリカを主とする連合国軍の占領下となったにも関わらず、公用語が英語になりませんでした。なぜでしょう?一説によると、GHQ連合国軍最高司令官総司令部)が当時調査を行ったところ、日本人の識字率(読み書きが出来る人の割合)が他国に比べて異常に高く、また暗算も早く、日本人の教育水準が他国(とりわけアメリカ)と比べて圧倒的に高かったようです。そこでGHQは、日本人が英語を使うようになったら将来的にアメリカが日本人に乗っ取られてしまうというのではないかという危機感を持ったので、英語を公用語にしなかったということのようです。日本をガラパゴス状態にする政策をとったということなのでしょう。
真偽は定かではありませんが、言われてみると納得してしまう話です。GHQは言葉の問題以外にも、白人に対する劣等感を植え付ける、アメリカは素晴らしい国だと信じ込ませる、独自の意見を作らせない、討論や議論を学ばない、受け身のパーソナリティーを作る、一生懸命勤勉に仕事をさせる、目立つ人の足を引っ張る、といった教育プログラムを押し付けたと言われています。戦後70年以上が経過した現代でも、一般的に日本人は議論がヘタクソ、自ら発言しない、言われたことは一生懸命やる、等の特徴は当て嵌まっているのではないでしょうか?具体的に日本の教育のどの部分が影響しているかは分かりませんが、日本社会の風習として根強く引き継がれていいるということなのかもしれません。
ビジネスにおいても、世界に目を向けることは不可欠です。歴史のある会社であればなおさらのこと、過去の風習にとらわれず、グローバルで通用する発想が求められます。エンジェルスの大谷選手のように、世界の常識を覆すような日本人が、ビジネスの世界でも活躍することを期待しています。くれぐれもそういう人の足を引っ張らないように!