アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

欲求


欲求という言葉の意味は「強くほしがって、求めること」だということは皆さんもご存じだと思いますが、よく調べてみると「生理的、心理的な欠乏や不足が生じた時に、行動を起こそうとする緊張状態(刺激、切っ掛け)」と定義されています。人間の三大欲求である、食欲、性欲、睡眠欲を当てはめてみると何となく理解出来るのではないでしょうか。これらは全て生理的な欠乏(お腹が空いた、エッチとご無沙汰、眠たい)によるもので、人間が生存するために求める生理的な欲求です。
さて、人間の欲求には生理的欲求と、もう一つ社会的欲求というのがあるそうです。こちらは「人間が社会生活を営むにあたって求める、精神的な欲求」とのことです。例えば、お金や財産が欲しい、他人より優れていたい、尊敬されたい、軽視されたくない、嫌な奴に意地悪したい、集団に加わりたい等が挙げられます。欲求は満たされると「心地良い、気持ち良い」と感じるので、それを満たすための行動を取る訳なんですね。
会社ではこれらの欲求が飛び交っていると思います。身の回りにいる人の顔が何人も思い浮かぶのではないでしょうか?他の人に目立たないように欲求を満たそうとすることは“努力”と呼ばれますが、その努力が露骨過ぎると“嫌な奴”になってしまいますので、皆さんご自身は充分気を付けてください。
もう一つ、欲求の定義を改めて見てみると「心理的な欠乏、不足が生じた時」に生まれると言ってます。要するにこれらの欲求が強い人は、対象となるモノが不足していることを自覚しているということです。知識をひけらかして直ぐにマウントを取ろうとする“嫌な奴”は、自分が他者より劣っているということを自覚しているということになりますね。