アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

満足度の評価

現在の仕事に満足している状態は決してい悪くはありませんが、その状態に甘んじて思考停止状態に陥らないように気を付ける必要もあると思います。(館長)

現在の仕事に何らかの不満を持っているという人は多いのではないでしょうか。同僚や家族に愚痴をこぼすことが、日常化しているケースもあると思われます。往々にして不満のネタは他者の共感を得やすかったり、誰かに話すことで少し気が楽になったりするので、自ら発信する行為が行われると考えられます。
一方、満足していることについて誰かに発信することはほとんどありません。それ以前に自分が現状に満足している程度(満足度)について、日常的にあまり意識していないのではないでしょうか。もし意識するとすれば、自らの過去と現在を比較したり、知人から不幸な状況を聞いた時等に「過去よりマシ」とか「あの人より自分の方がマシ」という具合に、比較対象があって初めて“マシ(増し)”といった程度の認識をします。
不満と比較して、満足度の認識は明らかに低いと考えられます。以前自らの価値を客観的に把握するという目的で“スキルの棚卸”をお薦めしました。これと同様に現在の仕事に対しての満足度評価をしてみたらどうでしょうか?例えば評価項目は収入、自己の成長、人間関係、時間的な制約等々、自分が仕事を選択する時に重要と思われるものにして、評価基準は主観で行います。
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先に答えを言っておくと、ここで重要なのは評価項目と評価基準の設定です。何が自分にとって重要なのか?それらがどうなっていれば自分は満足なのか?ということを明らかにすることになります。当然、主観で設定するので、時間が経過すれば評価項目や基準が変化することもあります。出来れば、これらについて誰かと話をする機会を持つのが良いと思います。