アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

将来に向けての発想

20年近く前に養老孟司の「バカの壁」という本がありました。確かこのような内容が書かれていたように記憶しています。(館長)

 

ここ2回に渡って、副業・兼業(厚生労働省も推進しているので、興味があれば調べてみるのもあり)と本業(キャリアアップ、所得アップには本業で出来る限りの経験を積むことが重要)という記事を書きました。おそらく現在勤めている会社の規模、勤続年数やポジション、あるいは転職経験、副業経験の有無等によって、受け止め方は様々だと思います。

副業・兼業に興味を持つかどうか、本業の中で経験を積むことに意欲を持つかどうか、これらは全て自身の判断に掛かっています。現在の収入や処遇にそれほど不満がなくて、特に新たな行動を起こす必要がないと考えている人もいると思います。今すぐに行動は起こさないにしても、将来の自分を考えた時に、現在のままで満足出来るかどうか考えてみてください。もし、5年後、10年後の自分の姿が上手くイメージ出来ない人は、5年前、10年前の自分を思い出してみると良いのではないかと思います。性格はほとんど変わっていないと思いますが「今ならあんな(バカな)失敗はしない」ということは多々あるのではないでしょうか。

環境の変化もさることながら、一番変わっているのは自分だということに気づかずに、自ら現在の発想や行動に制限をかけてしまうことで、将来損をしてしまうことになるということです。行動することにリスクがあると感じたら、無理に行動する必要はないと思いますが、発想だけは常に自由に制限なく持つように心掛けるのが重要だと思います。