アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

ワクワク度(まとめ)

毎回読んでいただいている読者の方々は、宝くじのグラフは既に頭の中に入っていると思いますので、今回は掲載を省略します。どうやらキーワードは“興味”のようです。(館長)

 

ここ3回に渡り、宝くじの例を挙げてワクワク度という独自の表現を説明してきました。日常をポジティブに過ごすために①何かに興味を持つ、②初期行動を起こす⇒目標(思惑)が設定される、③目標(思惑)を達成に向けて努力(行動)する、ことでワクワク度はプラスで推移することがイメージ出来たのではないかと思います。

さて、宝くじの例では“ハズレる”ことが前提になっていたので、ワクワク度が急落、さらにマイナスに落ち込むことにも言及しました。もし当選して億単位のお金が手に入った場合は、また新たな展開が発生すると考えられますが、一般的に目標(思惑)が達成された(=良い評価)場合でも、実はワクワク度は急落すると思われます。

分かり易い例として、①水泳に興味を持つ、②スイミングスクールに入る⇒オリンピックで金メダルを取る、③日々トレーニングをして、オリンピック強化チームに入る、といった流れを考えてみます。ここまでは辛い練習もあると思いますが、おそらく充実した日々(ワクワク度がプラス)を過ごしていると思います。さて、オリンピックに出場して、金メダルを取る(=良い評価・結果)ことが出来たとします。目標達成出来たことの達成感、優越感には浸ることが出来ると思いますが、その後目標を失うことでワクワク度をプラスで維持することは困難になります。いわゆる“燃え尽き症候群”などと言われる状況です。

解消するには次の興味、目標を設定するしかありません。やはり入口である“何事にも興味を持つ”ことが出来るようになっておくことが、ポジティブに日々を過ごすのには最も重要ではないかと思います。

余談ですが、リオデジャネイロオリンピックで日本の金メダル数は12個だったので、人口比だけで考えると前回ブレイクタイムで記述した年末ジャンボ宝くじの1等または前後賞の当選確率(1千万分の1)とほぼ同じですね。