アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

達成可能な目標設定

宝くじグラフも3回目の登場です。前々回(10/2付)の記事を読んでいない方は、遡って解説を読んでみてくださいね。

確かに日常生活が思惑通りになれば、かなりポジティブに過ごせると思います。(館長)

 

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今回は初期の行動を起こす(宝くじの例では“購入”)ところから②のエリアについて考えてみます。

①のエリアでは興味が継続されるとワクワク度は上昇し、さらに興味の対象に近づくために行動を起こすことになります。ここでは宝くじを買うという行為になりますが、添付のグラフを見ると、購入後ワクワク度が少し下降しています。この時点で今まで興味の対象であった宝くじが手に入ったことで、興味が「当選したい」という思惑に変わります。

実際に宝くじの場合、購入する以外に当選確率を上げる方法はありません。神棚に飾って毎日拝むくらいが関の山です。それでも「当たったら何に使おうか」とあれこれ妄想しながら②のエリアでのワクワク度はあるレベルを保ちながら推移します。カレンダーの当選発表日に印をつけ、2千万分の1程度の1等当選確率に期待を寄せながら、当選発表直前にワクワク度は最高潮に達します。

さて、興味の対象に対して行動を起こすことで目標(思惑)が設定され、その達成に向けてワクワク度は維持、あるいは上昇することが分かりました。目標が高すぎる(あるいは思惑が強すぎる)と悪い評価(達成できない)の確率が高く、その後のワクワク度の落ち込みも大きくなると考えられます。宝くじの1等当選もそうですが“夢”を持つのは悪いことではありませんが、日常的に達成可能な目標(思惑)を設定して、それに少しでも近づくための行動(努力)を行うことで、充実した時間(ワクワク度がプラス)を過ごせるのではないでしょうか。