アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

壁打ち

私も今まで聞いたことが無かった表現です。今回は勉強になりました。(館長)

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先日あるビジネス記事を読んでいたら“壁打ちの相手”という言葉が出てきました。本来壁打ちとは、テニス等で実際にコートでプレーする相手がいない時に一人で行う練習のはずなのに、なぜ“相手”が必要なのか気になったので調べてみました。
いくつかの解説を読んでみると、多少ニュアンスは異なるものの、考えが纏まらなかったり、行き詰った時などに、一方的に誰か(相手)に話をすることで、考えが纏まったり、打開策を思いついたりするということのようです。
コーチング(聞き手として相手の内面にある答えを引き出す手法)というのがありますが、正にこれの正反対に当たるのが“壁打ち”のように思われます。コーチングしてもらう場合は、それなりのスキルを持った相手が必要になりますが、壁打ちの場合は相手にそれ程のスキルを求める必要はないので、身近にいる人の中から“壁打ちの相手”を探すのも良いかも知れません。いずれにしても一人で悩むのではなく、自らの成長のためにも自主練習(壁打ち)が必要なのは間違いなさそうです。
せっかく壁打ちをやって良い考えに辿り着いたとしても「私は人前で喋るのはメンタル的に無理」などと、今話題になっている一流テニスプレーヤーのようなことは言わず、我々は積極的に自ら発信することが重要だと思います。