アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

大胆な提案

またまたゴルフ界で快挙、笹生優花選手が最年少で全米女子オープンを制覇しました。しかも畑岡奈紗選手とのプレーオフでした。今回はこの快挙を祝して、ゴルフにちなんだクイズが出題されています。まずは答えを見ないで考えてみてください。(館長)
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一般のゴルファーは自分なりに少しでも良いスコアが出したいと思い、練習に励む人やまぐれを信じてラウンドに臨む人などさまざまです。もし自身のベストスコアを更新するために、ゴルフ場の設定を1つだけ変えても良いとしたら、あなたは何を提案しますか?
「OBを無くす」「池を全て埋める」「バンカーを無くす」「木を全て切り倒す」「ラフを短く刈る」等々、ゴルフを実際にやる人であれば、自身の過去の失敗経験や苦手を取り除くことを提案するのではないかと思います。いずれの提案も実現すればスコアは良くなりそうですが、これらは主観的に見た“困難(嫌なこと)”の排除で、“ベストスコアを出す”ことの要因になるかどうかは疑問です。おそらくこれまでのベストスコアを出した時は、OBや池に何度も打ち込んだり、それほどバンカーで大叩きもしなかったのではないかと思います。
私なら迷いなく、ホール(カップ)を大きくすることを提案します。ゴルフのスコアはカップインまでの打数が少ない方が良い訳で、誰もが1ラウンドで18回ここを通ります。そこの設定を変えることで、直接的にスコアに影響を与えることになります。
実際のホールの直径は10.8cmと決められています。「バケツ位の大きさ」などと遠慮せず、「グリーン全体をホール(カップ)にする」くらい大胆な提案をしてみたらどうでしょう。今までならグリーンに“ナイスオン”した時点で“ホールイン”になる訳です。パターを打たなくて良いので、平均するとだいたい1ホールで2打、18ホールで36打は確実に減らすことが出来ます。
仕事上での改善提案も、問題点やリスク(ゴルフで言うとOBや池)を抽出して、それらを削減するというのがセオリーですが、視点を変えて従来のルールを変えてしまうくらい大胆な提案をしてみるのも面白いと思います。実現しなかったとしても、議論を活性化させることが出来るかも知れません。
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