今からのキャリアプランニング

私の場合、40歳を過ぎてからの2回の転職で、視野が大きく広がったように思います。最終的には趣味と実益を兼ねた仕事が出来ると良いですね。（館長）

私が最初に転職（歴史ある日本企業から外資系企業）をしたのは40代前半でした。その転職が私にとって会社人としての大きな転機になったことは間違いないと思っています。自らのゴール設定を具体的に考えていた訳ではありませんが、転職による最も大きな違いは、職場環境や職務内容などの変化もさることながら、転職先の会社では転職経験者が多く、キャリアプランニング（自分の仕事のライフプラン）について日常的に話し合う機会を多く持つことが出来たことです。これによって自分が身に付けるべきスキルや経験、知識等を考え、認識することが出来ました。皆さんの周りにはそういう話が出来る人はいるでしょうか？
さて、時代もその頃から20年が経ち、だいぶ変わってきています。皆さんがイメージする今後のキャリアプランは個々で異なると思いますが、少々人生を先に進んできた私がアドバイスするとしたら「70歳まで働くこと」をキャリアプランの中に入れてみてください。70歳まで今の仕事を続けるというのではなく、70歳まで無理なく収入を得るための選択肢を考えて、今から準備をしておくということです。必要な知識や資格を取得しておくのも良いでしょうし、あるいは今の仕事の経験を活かして、起業という選択肢もあるかも知れません。
「そんなのだいぶ先の話」と思うかもしれませんが、定年を迎えても社会があなたを求めているという状況を作っておくことは、その後の人生だけでなく、準備段階（現在）においても充実度が増すことになると思います。まずは誰かと真面目な雑談をしてみてください。