アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

マウンティング

以前の私の職場にも、こういう上司がいました。自分が知っている情報を「お前らは知らないだろう」と言わんばかりにひけらかしていました。「たかが情報」を知っているだけで自分が偉いということを示そうとしていた訳ですね。それなら芸能リポーターは皆偉いことになります。いや週刊文春が一番偉いかな...。(館長)
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サルやゴリラが自らの優位性を示すために取る行動を “マウンティング” と言いますが、最近は人間社会でも相手より自分の方が優秀だとか偉いということを示そうとする行動にも使われているようです。サルやゴリラの場合、自分の縄張りや集団の秩序を守る行動だと思われ、実際に相手の上に馬乗りになる(写真)ようです。人間の場合は、自分の立場や地位、あるいは存在感を守ろうとするために、それを脅かす可能性のある相手に対して自慢をしたり、相手の意見や行動を否定するという行動が典型のようです。
サルの場合は目的(縄張りや秩序を侵させない)に適った行動のように思われます。人間の場合、目的は「言うことを聞かせる(迎合させる)」また究極的には「尊敬させる」ということになると思われますが、自慢や否定ばかりされるとなると「こんな人とは付き合いたくない」と相手に思わせることになるのではないでしょうか?目的を果たすには、全く逆の行動を取っていることになります。
猿真似(よく考えずに他人の真似をすること)という言葉がありますが、前述の場合は人間が目的意識も無く、サルの真似をしていることになります。この場合なんて呼ぶのでしょうか?
このことからも人間社会における“マウンティング”は、サルの“マウンティング”よりレベルの低い行為であることになります。日常的に自慢や否定をしてしまうことはあると思いますが、出来る限り慎んだ方が良さそうですね。