アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

食事に誘われる関係作り

顧客だけでなく社内の人達との関係作りも、会社で仕事をしていく上ではとても重要ですね。あなた自身の評価は、他者からの誘いで裏付けられるケースがあるんですね。(館長)

 

営業担当にとっては、顧客との関係作りというのは重要な要素です。古い話しで恐縮ですが、その昔、私が入社した直後の研修の中で「君たち、“100杯のコーヒーより1杯の酒”というのを知っているか?」と尋ねられたことを覚えています。説明するまでもなく、酒席は親交を深めるために効果的だということを言いたかったと思います。当時の私は“1杯の酒なら嫌々でも付き合えるけど、100杯も一緒にコーヒーに付き合えるというのは嫌々では無理じゃないか?”という疑問を抱きました。

儀礼的にお客さんを接待しても、本当に喜んでいただけたのか(嫌々付き合ってくれたのか)どうか分かり難いのは確かです。まして「あの会社はちょくちょく飲ませてくれるから」という理由で付き合ってもらえているとなると、評価されているのは日常的なあなたの努力ではなく“接待”だということになってしまいます。売上さえ上げられれば良いという会社であれば、これも正当化されるかもしれませんが、あなた自身の成長を考えると、お客さんから「今度食事でもしませんか?」と誘われるような“人”を目指してみてはいかがでしょうか?もちろんその誘いは断ってはダメですよ。