アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

考えるより、行動しよう [from "Think clearly"]

こんな感じで、著者のロルフ・ドベリが紹介している52の思考法を身近?な例を挙げて皆さんと一緒に考えてみようと思っています。(館長)

 

早速“Think clearly”52の思考法の第一に挙げられていた「考えるより、行動しよう」を取り上げてみました。割と一般的に言われている表現であるように思われ、それ程新鮮味は感じられないかもしれません。このブログにおいても“分かるための努力”(2019年10月17日記事)に不安を解決する手段として行動を起こすことの有効性を記述していますが、この本では「人生で自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番」、要するに、考えているだけでは直ぐに頭の中が思考で飽和して、前に進まないと言っています。

仕事に関わる例として、この本ではキャリアチェンジ(分かり易く言うと“転職”)に触れています。自分は何がやりたいのか模索する時、考えているだけだと暗闇の中で懐中電灯を照らしている範囲程度しか見えない、行動を起こすことでサーチライトで照らしたくらい広い範囲が見えてくると言っています。

皆さんの中にも、今の仕事に不満や不安を抱えて転職を考えていて、社外の友人に相談したり、求人情報を検索してあれこれ妄想したりしている人がいるようであれば、少なくともどこかの会社の面接だけでも受けてみることをお薦めします。サーチライトとは言わないまでも、今より数歩進んだ転職のイメージが湧いてくると思います。不合格になるかもしれないし、あるいは内定通知を貰うかもしれません。もし気が進まなければ辞退すれば良いだけです。その代わり、なぜ自分が不合格だったのか?その会社の何が気に入らなくて辞退したのか?については明らかにしておくべきだと思います。