アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

ゼロベース思考

少々間隔が空いてしまいました。別に隔離生活を強いられていた訳ではありません。請負仕事と自宅トイレのドアの修理に時間を取られていました。(館長)

 

“ゼロベース思考”とは、先入観や思い込みを一旦捨ててゼロの状態から考えることで、革新的、創造的なアイデアを思いつき易くなると言われています。私は“ゼロベース思考”によって外乱要因が排除され、課題の本質が見極め易くなるということではないかと思っています。課題の本質が見極められるとうことは、根本的な解決策を導くことが出来ることになると考えられます。したがって日常的には先入観や思い込みの中で物事が考えられていて、革新的・創造的なアイデアや根本的解決策に辿り着くのが困難だということが言えます。
理科の実験で、鉄球と鳥の羽を真空状態で落下させると同時に着地するというのをご存じだと思います。我々が生活をしている空間では大気(空気)が抵抗になって、鳥の羽はゆっくり落下する訳ですが、日常的にその光景ばかりを目にしていると、 大気の存在に気付かずに“軽いものはゆっくり落下する”と思い込んでしまうようになります。
ゼロベースで考えるというのはそう簡単に出来るものではないと思いますが、課題の本質を見極めるためには非常に有効ですので、是非日常的にゼロベース思考の癖をつけるように心がけてみてください。
実際に前述の落下実験の考えは西暦1600年頃にガリレオが提唱し、現在では常識になっている?にも関わらず、信じられないという人が多いようです。2014年に米国NASAの研究室にある巨大真空チャンバーで同様の実験が行われた動画を見つけました。ゼロベース思考が出来ない方は覗いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=E43-CfukEgs&hd=1