アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

サーバントマネジメント

私が幼少のころ「コンバット」という第二次世界大戦時の米国歩兵部隊を題材にしたテレビドラマを思い出しました。(館長)

 

正しくは“サーバントリーダーシップによる組織マネジメント”ということになるようです。サーバントとは「召使、使用人」という意味で、リーダーシップとは反対の意味に思われるかもしれませんが、日本語では“支援型リーダー(シップ)”と言われているようです。ネットで調べると「サーバントリーダーという新しいリーダー像が注目されている」などと記述されているものもありますが、実際は米国の軍隊で求められるリーダー像のようです。要するに生死をかけた戦争において、部下との信頼関係が築けていないと、戦場で味方に背後から撃たれてしまうことになりかねません。
こんな話をすると「うちの上司は間違いなく味方に撃たれてる」などと自分の上司を思い浮かべる方もいるのではないかと思いますが、正に競合と戦うビジネスの世界でも同じことが言えると思います。サーバント(召使)と言っても、部下の言うことを何でも聞いて言いなりになるというのではなく、献身的に部下を支援し、成長を促し、チームとしての信頼関係を構築した上で、組織の目的を達成するということです。
今更あなたがダメ上司にサーバントリーダーシップを説くのは時間のムダですが、あなた自身が“組織は人で成り立っている”ことを理解し、背後から撃たれないようにするためにはどうすれば良いか?というのは現実的ではないので、周りの人から「是非あの人と仕事がしたい」と言われるようになれるよう、サーバントリーダーシップを意識してみてください。