アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

パリ – ダカール ラリー

急にラリーの話になって「あれ?」と思うかもしれませんが、これも仕事に結びつく内容です。写真は実際のラリーに参加した車ではありません。あくまで参考用です。(館長)

 

ご存じの方もいるかと思いますが、パリ – ダカールラリーはパリを出発点としてセネガルの首都ダカールまでの約12000㎞の距離を走るという自動車レースで、サハラ砂漠を縦断することから出場車両の半分が途中でリタイアするということもあり、世界で最も過酷なレースと言われていました。
昔このレースに関連するクイズがありました。「最下位でゴールしたあなたの車は、写真(参考画像)のようなボロボロの状態でした。来年さらに上位を目指すためにあなたはどの様な改善をしますか?」というようなものです。

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「壊れた部分(屋根、ドア、フロントガラス)の強化」という間違いを期待しているクイズなのですが、重要なポイントは“この状態でもゴールすることが出来た”ということです。要するに完走するには屋根、ドア、フロントガラスの強度は影響しないということです。クイズの正解は「無事だった部分(この写真ではボンネットは無事でエンジンは守られていたと思われる)の更なる強化」ということになります。
課題に正しく対応するためには、その本質を理解する必要があります。もう一つ重要なのは事実を見極めることです。先のクイズの場合、写真が事実を現すデータでその事実を正しく読み取る必要があります。答えを聞くと当たり前のように思われますが、日常的にパット見にとらわれず思考を加えて事実を読み取る練習をしてみてください。