アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

ノート(メモ)の取り方

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会議や打合せ、あるいは上司からの指示や顧客との商談などでは、重要な事柄は忘れない様にメモを取ります。ところが、この“メモを取る”というのが意外と難しく、➀メモを書いている間は話が聞けていない、②話を聞きながら殴り書きをすると、後で見ても分からないことがある、③キレイにメモを取っても、後から見ることはほとんどない、など皆さんも思い当たることがあるのではないかと思います。
大人数での会議や打合せの場合は、自分が発言する機会も限られているので、比較的メモを取り易い環境ではないかと思いますが、一方的に指示を受ける場面や、1対1での対話の場合は、➀や②の問題が発生します。
私も色々と試してみましたが、2つの方法に辿り着きました。まず一つ目は、相手の話の趣旨を理解するために聴くことに集中し、出来る限りメモは取らないという方法です。ただし、数字(特に期日や時間)と固有名詞は必ずメモします。そして、話が終わってから出来る限り早いうちに(遅くとも24時間以内位に)話の内容を自分のノートに記述します。こうすると自分が理解した内容を整理して書くことになるので、話の途中で取ったメモに比べると、後から見ても理解し易いノートになります。また、話を聴くこと(インプット)と、記述すること(アウトプット)を行うことになるので、理解度が深まるという利点があります。
もう一つは、先にノートを完成させておくという方法です。議題が決まっている打合せの場合は自分の意見や考え、顧客との面談では訊き出したいこと等を事前にノートに整理して記述しておきます。こうすることで、話の最中は必要に応じて線を引いたり、簡単な言葉を足したり、あるいは違っていたところを修正するだけで済みます。
実は、今でもこれらの方法は実践しています。歳をとって記憶力も衰えて来ていますが、これらの方法は私の中ではとても有効です。興味のある方は是非試してみてください。