アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

今日のニュース(コロナ禍での上司との関係)

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ご覧になった方もいるかも知れませんが、明治安田生命が行った「上司との関係性の変化」についての調査結果が興味深かったので取り上げてみました。対象は20代から50代の880人の男女だったとのことですが、「良くなった」と答えた人が66.2%(3人に2人)もいたとのことです。
良くなった理由は「業務内容や進捗について寄り添って考えてくれる」というのが一番多かったようですが、それ以外に「テレワークで適度な距離感が保てる」や「上司との飲み会やランチの機会が減ったため」というのが上位だったことに、ニュースを聞きながら思わず笑ってしまいました。でも、これらをまとめてみると「上司とはある程度の距離感を持って、仕事上だけの付き合いに留めたい」ということにりますが、こう言い替えるとまともな意見ですよね。
ということは、コロナ禍前にはこの人達(上司との関係性が良くなったと答えた人)の上司は、一体なにをやっていたのでしょうか?逆にこちらの方に興味が湧きます。これらの上司の方々は、部下との接し方を少し変えるだけで、“良い上司”に近づける素養を持っていたはずなのに、気が付いていなかったんですね。
一方、ここ1~2年で社会に出た新人は、上司と飲み会やランチに行ったことが無い人達になります。この先コロナ禍がどれくらい続くか分かりませんが、働き方も変化してテレワークが当たり前になって、この世代の方々が上司の立場になった時に、どの様な部下との関係性を築くのかというのも、とても興味深いですね。