アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

仕事が遅い人 要因分析(その-3)

仕事に自信を持って取組むのは良いことですが、同時に結果に責任を持つことも忘れてはいけませんね。私も後で考えると恥ずかしくなるような稚拙な言訳をしたことがあるような気がします。(館長)
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次に考えられる“仕事が遅い人”の要因は、悪い結果を他責にする(他人のせいにする)ことで、自分は悪くないという立場をとる人です。こういうタイプの人も自分本位と言えますが、前回記述したマイペースな人に比べると、「期日に遅れた」(=悪い結果)という意識を持つところが少し異なります。ところが、そこには必ず「自分以外に責任がある(他責)」という言訳が付いてきます。
見積依頼を受けた例で言うと、「部品メーカーから部品の価格が出てくるのが遅かったので」というような言訳です。旧態依然とした会社では「上司が不在で承認が貰えなかったので」などと、自分はちゃんとやったことを正当化しようとします。本人はこれで自分の信頼は確保できると思っているのかも知れませんが、非常に稚拙な考えであることは明らかですね。依頼者からすると「そんなの知ったこっちゃない」と返されて終わりです。
これらはかなりレベルの低い例ですが、皆さんも上手く行かなかったことに対して、誰か(何か)のせいにして言訳をすることはないでしょうか?最初からプロセスが全て上手く流れることを前提に計画(段取り)を立てる人がいますが、途中で遅れる事象が発生することは良くあります。計画する段階である程度不測の事態を想定したタイムスケジュールを設定するべきです。仕事を納期通り仕上げるには重要なポイントです。
もしあなたが依頼された仕事で、不測の事態が発生して期日通りにアウトプットを出せない可能性がある時は、それが判明した時点で依頼者にそのことを伝える必要があります。これはビジネスにおいては不可欠な礼儀だと思います。