アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

仕事(中学の理科)

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中学校の勉強ネタをもう一つとりあげたいと思います。中学の理科(物理)で仕事(仕事量)というのを習います。解説書などには「一般的な仕事と物理でいう仕事は違う」と注記されていますが、私は同じではないかと思っています。(館長)

まず仕事は「物体に力を加えて、力の向きに物体を動かしたとき、その力は物体に仕事をした」と定義されています。実際の仕事でモノ作りを考えると分かり易いと思いますが、材料調達⇒加工⇒組立といったプロセスがあって、最終製品(ゴール)を完成させます。ここに記載した⇒が力の向きだと言えます。事務的な業務においても、プロセスがあってアウトプット(ゴール)を目指します。
さて、ここで中学の解説書に面白い絵があったので添付します。f:id:amusementwork:20210713171149p:plain
物理で言う「仕事をしたことにならないとき」の解説です。①物体を持ち上げたまま静止している、②持ち上げようとして力を加えても動かない、③地面と垂直(上)方向に力を加えて持ち上げて、水平に移動する、の3つが挙げられています。①と③は仕事をする能力(力量)はあるのに、ゴールに向かって進めていない状況です。
②は、この仕事に対しては能力不足ということになり比較的直ぐに分かりますが、実際に社内を見渡すと、意外に①や③の人が多いのではないでしょうか?この絵で、例えばゴールは「腰の高さの棚に物体を乗せる」とすると、そこに辿り着くまでに長時間止まっていたり、あちこち寄り道していたりするということになります。なんとなくどの人も一生懸命働いているようには見えるかも知れません。
次回もう少し中学の理科を勉強しながら、実際の仕事について考えてみたいと思います。