アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

パーキンソンの法則

前回予告をしていたパーキンソンの法則について考えてみます。パーキンソンも”お役所仕事”に疑問を持っていたようです。(館長)


パーキンソンの法則には、第1法則(仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する)と第2法則(支出の額は、収入の額に達するまで膨張する)の二つがあるようです。元々は英国の歴史・政治学者のパーキンソンが唱えた“役人の数は仕事の量とは無関係に増え続ける”という事象が出処になっているとのことです。要するに時間やお金に余裕があると、人は必要以上に浪費してしまうということだと考えられます。大型の冷蔵庫に買換えてスペースに余裕が出来たはずなのに、あっという間に満杯になってしまうのと似ているかも知れません。
その傾向の背景には必然性があるようです。冷蔵庫の例も“もったいない”とか“いつか使うだろう”などという思いが空いているスペースを埋めてしまうのだと考えられます。
是正策としては、仕事の量を分割して短時間で集中できるボリュームにする、お金であれば用途別に管理する、スペースであれば置場を決めてスペース毎に管理するということが効果的なようです。したがって効率化を常に意識し実行していないと、どんどん“ムダ”が増えてしまうということです。
前回記述した運転免許更新の延長は、私は不要な業務だと思っています。(対象者は全て一定期間自動延長にすれば良いのに)もし更新手続休止中に職員のやることが無くなる懸念があるのであれば、コロナで忙しい保健所の事務や給付金申請・配布の仕事を手伝った方が効率的ですよね。