アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

最も避けたい指の差し合い

新型コロナウィルス感染拡大防止に対する政府の無責任、且つ中途半端な自粛要請のせいで、一般市民の間で非難し合うような状況が発生するのも避けなければなりませんね。(館長)


よく社内で営業と技術の仲が悪かったり、その他本来連携すべき部署間に障壁があるようなケースがあると思います。これが会社にとって非効率を生んでいることは明らかなのですが、「うちの会社は昔からそうなんだ」という意識が蔓延していて、障壁を取り除こうともせずに、その状態が社風になってしまっていることもあるのではないでしょうか。
何が原因でそうなってしまうのでしょう?一言で言うと“マネジメントの欠落”が原因だと考えます。要するに部分最適(自部署のみの最適化)ばかりが優先して、全体最適(会社全体の最適化)が考えられていないということです。象徴的な「これはうちの部署の仕事じゃない」といったセリフを耳にしたり、あるいは自ら発言したことがある方もいるのではないかと思います。
これによって実際に業務を行っている現場では余計な言い争いが発生し、担当者ベースでは「あの人の仕事はやりたくない!」などという個人攻撃に移行し、そのストレスに耐えられず退職に至るケースも少なくありません。ほとんどのケースは声の大きな部署が強くて、その周囲の部署が“割を食う”ことになっているのではいかと思います。
悪いのは全体最適に基づいた指示を出せていないマネジメントなのですが、そのせいで現場で犠牲者が発生する直接の原因は“現場での指の差し合い”です。これは絶対避けなければなりません。特にダメなマネジメントの下では、あなた自身が他部署との障壁にならないよう十分注意してください