アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

映画監督のマネジメント

今回はマネジメントの話です。確かに映画監督は、自分で役は演じられないかもしれませんが、役者に演技指導をするんですね。スゴイと思います。(館長)

 

芝居(映画/ドラマ)の場合、監督(ディレクター)がいます。私自身、映画監督の仕事について詳しくはありませんが、一般的には“脚本を映像作品にすることに責任を持つ人”だと言われています。役者(キャスティング)も監督が決めるケースがほとんどだと思われ、実際の撮影では自らが陣頭指揮に立って役者を始め全てのスタッフに、どの様な映像にしたいかを伝えます。優秀な監督はシナリオに基づいて全てのシーンをイメージして、カット毎にロケーション(セット)、役者の演技、カメラの配置、光の当て方や効果音まで委細に指導するのではないでしょうか。さらに私が凄いと思うのは、映画の場合大体2時間前後、テレビドラマの場合は1時間の枠の中にキッチリ納めるということです。
こんなプロフェッショナルな仕事の出来るマネージャーが会社にいるでしょうか?マネージャーとは“組織の成果に責任を持つ人”と定義されています。会社の目標を達成するためのビジネスプランを具体的な行動計画に落とし込み、それぞれの役割を持つ担当者と共有しながら作品に仕上げます。当然決められた時間(期間)内に仕上げることが必要だし、制作費も出来る限り抑える必要があります。優秀なマネージャーをイメージする時に、映画監督をベンチマークにしてみるのも良いかも知れません。