アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

仕事と芝居

仕事では与えられた役を演じ切ることが出来るのがプロフェッショナルなんですね。性格で仕事をやっている人がいます。上手く役にハマれば良いですが、ほとんどの場合が役を演じ切れない言訳のように思います。(館長)

 

前回の記述で日常的なONとOFFは必要だと言いました。ONを仕事、OFFをプライベートと考えた場合に、あなたは何を切り替えているのでしょうか?会社に所属すると部署に配属になります。それぞれの部署には会社を運営するための役割が決められています。さらにその部署の中で個々の役割が与えられます。分かり易く言うと、営業、技術、経理、製造といった職種としての役割であったり、新入社員、中堅社員、課長、部長、役員、社長というポジションとしての役割です。すなわち その会社における“役”(=キャスティング)が与えられる訳です。となると、仕事のON状態の時は、それぞれの“役”を演じなければならなくなります。当然ながら脚本や台本はありませんが、会社には経営理念やビジョンが掲げられていて、中長期戦略や単年度の事業計画が策定されています。これらに基づいて経営者、従業員が上手く“役”を演じ、顧客を魅了することが出来ると、企業業績も上がってくると考えます。言い換えると全ての出演者がすばらしい演技をすることで、観衆は感動し、観客動員数(視聴率)も上がるという理屈です。
会社におけるあなたの役割とポジションについて考えてみてください。そして成果を出す(成功の)ためのシナリオを自ら描いてみてください。そこに自分という登場人物がどの様に立ち回ればカッコイイかイメージしてみてください。当然“キメ台詞”も自分で考えます。シナリオは事前に信頼できる上司がいれば目を通してもらい、助言をしてもらうのが良いと思います。当然演じた後の観客(関係者)からのフィードバックも必要です。