ワークライフバランスって何？

朝出勤して約8時間（残業がある場合はそれ以上）は“勤務中”で、単純に１日の約1/3以上を勤務時間として過ごすことになります。自分の人生を仕事抜きで考えるのは難しいんでしょうね。（館長）

ここ数年来特に良く耳にする言葉です。求人広告にも“ワークライフバランス充実”などといった文言を見かけます。中身を見ると“残業ほとんどなし”などと記載されています。もともと日本ではこの言葉は働く女性の出産、育児など仕事と生活の両立を支援する意味合いで考えられたようで、また近年では高齢化による親の介護が必要なケースも同様の支援が必要であると考えられているようです。改めて前述の求人広告に戻ると明らかに解釈が異なっています。
私はワーク（仕事）も含めてライフだと思っています。1日24時間の使い方だけをイメージすると仕事8時間、プライベート8時間、睡眠8時間といったような考えも出てきそうですが、趣味を仕事仲間と楽しんだり、海外赴任で語学力や国際感覚を身につけられたり、出張で行ったことのある地方に家族で旅行したり、長期的な視点でこれまでの人生を振り返るとワークとライフの境界線は見当たりません。
俗に言うONとOFFの切替は日常的には必要だと思いますが、仕事もライフの一部と捉えて長期的な視点で考えてみることも重要だと思います。