アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

正社員と非正規社員の違い

コロナ禍で非正規社員の雇止めや、正社員の希望退職がニュースでも頻繁に取り上げられています。一生懸命やっている人が正当な評価を受けられるようになって欲しいですね。(館長)

現在非正規雇用だけど、収入面や長期的な雇用の安定を考えて、正社員になりたいと思っている人は多いと思います。そんな人が、正社員での雇用を望んで企業の求人に応募したとします。企業側も職務経歴書を見て「この人は正社員としての勤務経験が無い」ことを懸念するかも知れません。そして面接の時に「正社員と非正規社員の違いをあなたは理解していますか?」という質問をしてきたとします。もしあなたなら何と答えますか?
「雇用形態が違う」などと言うのは会社側が決めている内容であり、答えにはなりませんね。「責任が違う」というのも基準がはっきりしていないのでイマイチの答えだと思います。「定形業務をやるのが非正規、非定形業務もやるのが正社員」というのは割と分かり易い答えだと思いますが、もう一歩踏み込んで「仕事を自分の為にやるのが非正規、会社のためにやるのが正社員」という答えが良いのではないかと考えます。
非定形業務を責任を持ってやっている(やらされている)非正規社員もいれば、自分の都合しか考えない(それもそれなりのポジションにいる)正社員もたくさんいるのが実態だと思います。もし実際に正社員にチャレンジしようとしている現非正規雇用の人は、先の答えと共に自分なりにその意味も考えてみてください。もし私が採用担当の面接官だったら、前述の答えとそれに対する自身の考えが言える人は、間違いなく採用です。
自分は関係ないと思っている現正社員の人も、リストラの対象にならないよう、改めて業務に取組む姿勢を見つめ直してみてください。