アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

修羅場

「うちの会社は毎日が修羅場です。」などと言うのは、おそらく業務手順や担当区分が上手く出来ていない会社だと思います。(館長)


前回思いがけない出来事に伴う“余計な仕事”が、自らの経験になるという話をしました。この究極的な状態が“修羅場”と呼ばれるのではないかと思います。本来は「悲壮な戦いの場」を意味するようですが、それくらい悲壮感を持って取り組まざるを得ない困難な状況だということです。出来れば避けて通りたい状況ではありますが、実はこの“修羅場”を経験することが“人材の条件”として重要であるということが言われています。ただし単に“修羅場”を経験したというだけではなく、自らその状況をどう捉えて、どの様に対応したかということをしっかり認識できていることが必要です。
それまでの経験によって“修羅場”と感じるシチュエーションは異なると思いますが、それらしき場面に遭遇した時には自らの経験に大きくプラスになると思って「待ってました!」と心の中で叫んでください。重要なのは開き直ることです。おそらく自分の責任・権限の範囲などは大きく超えた対応をしなければならない状況だと思われるので、上手く行かなくて当然です。よく考えてみてください“上手く行かなくて当然”などという仕事にお目に掛かれることなど滅多にありません。事の大きさに委縮せず、ここぞとばかり失敗を恐れず大胆に行動してみてください。あなたが一生懸命取組めば必ず“良い経験”になるはずです。