アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

情報と認識

情報は客観的な事実として捉えること、認識は主観と客観の両方を持つことが重要だと思います。(館長)

 

情報と知識(認識)について考えてみます。実際に自分が見たり聞いたりした事柄は情報としてインプットされます。情報に対して、あなたの主観が加わったものをここでは認識と呼ぶことにします。例えば「今朝の通勤電車は身動きが取れないくらい混んでいた」というのは情報、「あんな満員電車には乗りたくない」というのが認識です。情報は客観的事実で、認識はそれに主観が付加されたものとイメージしてください。
業務を遂行する上で、この二つの使い分けは重要です。情報(客観的事実)を求められているのに認識を伝えてしまうと誤った情報になってしまうケースがあります。また客観的事実を伝える際に程度を表す適切な表現を加えることも重要です。(前述の例では“身動きがとれないくらい”のような表現)仕事上では、出来れば定量的な表現が良いと思います。
ただし情報だけでは仕事になりません。客観的事実が重要であると言っておきながら矛盾を感じるかも知れませんが、やはり情報を認識にしてインプットしておく必要があります。認識にする際に主観だけでなく客観(第三者の立場での考え)も付加しておくことで、それをアウトプット(発言)するときの効果が大きく変ってきます