アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

“不満”は自らの思い込み

今回は“不満”について記述します。理想を求めたり発展的な考えを持つことは重要ですが、それらが“不満”につながるケースがあるようです。(館長)

 

健全性を阻害する2大要素のもう一つが不満です。こちらは先に答えを言いますが、自らの思い込み(先入観)が不満の原因になっていると考えています。分かり易く言うと「本来はこうあるべき」とあなたが思っていることに反する事象、行為に遭遇したときに、あなたは不満を感じます。例えば、“上司が自分の提案を聞いてくれない”(=上司は部下の提案をもっと聞くべき)、“こんなに一生懸命仕事をしているのに給料が少ない”(=自分がやっている仕事の対価はもっと多いはず)、といった具合です。
これらの不満は世間一般的には同調してもらえる内容であったとしても、あなたが今の会社の中で起きていること(自らの不満のタネ)に世間を巻き込むことは難しいと思います。社内で同調してくれる人を探しても、結局愚痴の零し合いで終わってしまうことになりがちです。あるいは協力者の人たちと共に改善を主張したとしても、立場上なかなか受入れてもらえないのではないかと思います。会社という社会(組織)のルールを変えるのは、想像以上に大変であることを認識しておいた方が良いと思います。