アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

孔子の論語

孔子の時代は勉強をするにも教科書などもほとんどなかったのではないでしょうか。まして実践となると、とても貴重だったのではないかと思います。(館長)

 

急に論語などというと難しいと思われるかもしれませんが、中国の思想家(哲学者)である孔子の名言がまとめられていて、日本においても広く浸透しています。私も全部読んだ訳ではないので偉そうなことは言えませんが、512の短文(名言)が記載されていて、「温故知新(故きを温ねて新しきを知る)」なんていう皆さんがよくご存じの諺も論語の中に記述されています。詳しくはWikipediaででも調べてみてださい。
さて、その論語の一番最初に “学びて時に之(これ)を習う。また説(よろこ)ばしからずや”という一文があります。ざっくり訳すと「(学ぶ)勉強して、あとから(習う)体験するのは、身につくので良いことだ」という意味のようです。本当に能力を身に付けるには、学問だけではダメでPractice(体験/訓練)が必要だということを紀元前500年代に生きていたといわれている孔子も言っています。このことは以前記述した“能力を高めるために重要な実践”と一致していますね。
私はここで言う“習う”というのは、単なる体験だけでなく「なるほど、そういうことだったのか」と思えるところまで行くということだと考えます。要するに“気づく”ことが人の成長には不可欠だと思います。