アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

実態(真実)と意識の共有

新型コロナウィルスの感染症の話ばかりになってしまいますが、非常事態の中から学ぶことがたくさんあるように思われます。(館長)

 

国毎の感染者数や死亡者数、またその推移のデータが毎日報道されています。生活習慣や国民性、あるいは医療体制も含めたそれぞれの国の特性と、各国政府が具体的にどのような感染拡大防止策をとったかという“実施”によって、その結果(経緯)に大きく差が出てくると思われます。
現時点で感染の封じ込めに成功していると評されている国として、台湾とニュージーランドがあげられています。いずれの国も早いうちからアクションを起こしたことが成功の要因と言われていますが、台湾のIQ180を超える天才と言われているデジタル担当大臣のオードリー・タンによる早急な管理システムの運用だったり、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(39歳で1児の母親)のリーダーシップ等、その立役者の話も聞こえてきます。当然その人たちだけの功績ではなく、政府、関係各所、国民が一体となって取組んだ結果だと思いますが、はんこ議連会長のIT担当大臣や犬と遊んでいる動画を公表している首相と比べると羨ましい限りです。
今の日本政府にはタンさんやアンダーソンさんに代わる人も見当たらず、既に対応が遅れている事実もあると思いますが、日本は台湾やニュージーランドと同じ島国であり、諸外国と比べてまじめな国民性と清潔な生活環境があるので、国民全体で実態の認識と危機意識の共有が出来ればこの難関を乗り切れる可能性は十分あると思います。
企業活動にも同じことが言えると思います。当然トップのリーダーシップは重要ですが、スタープレーヤーがいなくても従業員の目的意識を上手くまとめることが出来れば、会社を良い方向に向けることが出来ると思います。
「我国の感染者はゼロ」と言いながら実は国内に蔓延していて、ミサイル発射を継続する傍ら、何が起こったのか分かりませんがトップの所在が不明になるような会社はマズいですね。