アミューズメントワーク

企業で働く人たちの仕事上の悩みを分析し、解決策を一緒に考えます。

ブレイクタイム(83歳のゴルファー)


私のゴルフ仲間には83歳の方がいます。確かに体力的に年齢には勝てないのは事実ですが、向上心は驚くほど高くて、今年の初めには1か月間もゴルフ合宿に参加したり、You Tubeのゴルフ動画を観て独自にスイングの研究をしているようです。
一般的にゴルフ場には最初のショット(ティーショット)を打つ場所(ティーグラウンド)が3種類あります。一般の男性ゴルファーはレギュラーティー、上級者はそれより後ろのバックティー、一般の女性ゴルファーは一番距離の短いレディースティーとなっています。私が行くゴルフ場では、高齢者の方々のためにゴールドティーというのが、レディースティーとレギュラーティーの間に設けられています。
83歳の方の話に戻りますが、最近その方がゴールドティーからプレーをするようになりました。それまではレギュラーティーだったのですが、おそらく若かりし頃のイメージを持ち続けていて、思うようなプレーが出来ないことに愚痴を溢しながらのラウンドが続いていました。ところが、ゴールドティーからプレーするようになって、今までとは見違えるようなショットが出るようになり、距離が短くなった以上にスコアも良くなりました。確かにYou Tubeの効果もあったのかもしれませんが、私はメンタルの面が大きく影響していると思っています。
要するに、これまでは飛距離を出さなければならないと(おそらく)力を入れてスイングしていたことで、ミスをする確率も多くなり、さらにミスをすると次のショットも「またミスをするんじゃないか」と考えてしまい、悪循環になっていたと思います。
仕事においても同じようなことが言えるのではないかと思います。実施する人の実力が一番出せるフィールド(環境、メンバー、難易度等)があると考えます。少しのズレでも実力の何%どころか、全く結果が出せないということになるケースがあるかも知れません。人それぞれで適切な条件は異なると思いますが、皆さんが何かに取組む時には、何よりも「力まずに取組む」ということが肝要ですね。あと、向上心も忘れずに!